栽培へのこだわり

野菜が健康に育つためには、健康な土が必要です。
植物は、根から栄養を吸収するので、土の中に窒素やミネラルといった養分とこれらを吸収する手助けをするための微生物の働きが不可欠です。
健康な土とは、適度な養分と微生物の働きで、植物の健全な成長を促してくれる土のことです。
このような土をつくるために、この農場では、有機肥料を使用し、にんじん、だいこん、ばれいしょ等の根菜類を中心に緑肥栽培を組み入れた輪作を行うことによって、定期的に土を休ませ、自然の力で地力を養っています。
農薬の使用量についても、北国では害虫の多くは冬を越せないので、南の地域よりもともと農薬の使用量は少ないのですが、この農場では、健康で安全な野菜づくりを目指し、地域で通常使われる半分以下の量に農薬の使用を抑えており、平成19年3月に青森県からエコファーマーに認定されています。
さらに、深浦町では、土壌検査施設を整備し、農家の土づくりを支援しています。この農場の土も定期的に分析しており、成分を測定して、適切な肥料や農薬の使用を指導する体制ができています。

「ふかうら雪人参」は、世界遺産白神山地の麓の肥沃な土壌、自然の力を利用する農家の知恵、科学的な分析に基づいた土づくりの指導に支えられています。